保護コロイドとして添加するポリビニルピロリドン量を変化させ, 塩化ニッケル (II) のエタノール溶液に水素化ホウ素ナトリウムを作用させてホウ化ニッケヨゾルを調製した. これらを触媒として用いオレフィン類の水素化速度を測定した結果, ホウ化ニッケルゾルに添加するポリビニルピロリドン量とオレフィン水素化速度の間に, 直鎖末端オレフィン, フェニル共役オレフィン及びカルボニル共役オレフィンのそれぞれについて特有の相関が認められた. 更に, 塩化ニッケル (II) の希薄溶液からポリビニルピロリドンの不在下に得られるホウ化ニッケルゾルとの基質選択性, ゾルの色及び空気中での槌色挙動の比較から, ホウ化ニッケルゾルには2種の異なった形態が存在し, 第1のかっ色ゾルから第2の黒色ゾルへの変換がポリビニヨピロリドンにより阻止されるこのがわかった.