41 巻 (1984) 6 号 p. 345-352
ラテックス (LTX) 粒子の平均粒径並びに粒径分布をハイドロダイナミッククロマトグラフイー (HDC) によって短時間に求める目的で種々の影響因子を検討した. カラム充てん剤, カラム, 流速を選定することにより, 標準ポリスチレン LTX の混合物を30分以内にそれぞれのピークに分離ナることができた. それから較正曲線が作成できた. この較正曲線を用いてスチレンブタジエンLTXについ平均粒径を求め, それらの光散乱測定から求められている値と比較した. その一致は極あて良好であり, 上記の高速HDCが有用であることを示した. しかし, LTX の HDC 後の回収率については, 100%回収は困難であった. 粒径分布の測定にあたっては, UV検出器, 回収率, ブロ-ドニング補正に問題があることを指摘した.