42 巻 (1985) 7 号 p. 453-460
N -ヒドロキシメチルアクリルアミドとN, N′-メチレンビスアクリルアミドとを, 希釈剤に水を用いてパラフィン系溶剤中で懸濁重合し, 親水性で多孔性の球状ゲルを得た. 橋かけ剤組成の増加に伴い, 排除限界分子量は増加し8mol%付近以上はほぼ一定の16,000となった. ところが, 希釈剤にエタノールと水の混合液の使用と橋かけ剤組成の増加とにより, 32.0mol%でMR型構造のゲルを得, その排除限界分子量は316,000であり, 膨潤状態での平均細孔径は53.7±4.1Åであった. 希釈剤に水を用いたN-ヒドロキシメチルアクリルアミドとアクリルアミドと75mol%の橋かけ剤からなるポリアクリルアミドゲルで, 膨潤度 (wet-ml/dry-ml), 含水量 (g/dry-g), 排除限界分子量, 比表面積 (mm2/g), 平均細孔径, そしてζ電位はそれぞれ, N-ヒドロキシメチルアクリルアミドとアクリルアミドの和に対するアクリルアミドのモル分率の増加により増大した.