高分子論文集
Online ISSN : 1881-5685
Print ISSN : 0386-2186
エポキシ基とエステルとの付加反応によるカルコン型感光性樹脂の合成
斉田 誠二西久保 忠臣
著者情報
ジャーナル フリー

44 巻 (1987) 10 号 p. 737-743

詳細
PDFをダウンロード (1109K) 発行機関連絡先
抄録

触媒として第四オニウム塩を用いて, ジグライム中ポリ (グリシジルメタクリラート) (PGMA) とカルコン残基を有するエステル類との付加反応により, 側鎖にカルコン残基を有する新しいカルコン型感光性樹脂を答易に合成できることを明らかにした. またPGMAと4′-ベンゾイルオキシカルコンの付加反応における種々の触媒の効果についても詳細に検討したところ, 三級アミンを用いた場合には, 反応中にゲル化物が生成し可溶性のポリマーが得られなかうたのに対して, 対イオンとしてCl-, Br-, I-を有する第四アンモニウム塩類を用いた場合には, 高い場合には80%ものカルコン残基導入率で感光性ポリマーが得られた. さらに, これらの付加反応により得られたポリマーは優れた光反応性と高い感度を示し, その光反応性はポリマーの吸収極大波長 (λmax) が長波長側にあるとき, あるいは分子吸光係数 (εmax) が大きいときに高くなった.

著者関連情報
© 社団法人 高分子学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top