ポリテトラメチレングリコール (Mn=984,2040) と4,4′-ジフェニルメタンジイソシアナートをベースとし, アイオネンセグメントを導入した橋かけポリウレタンを合成し, ミクロ相分離構造と力学物性を検討した. ジハライドにはp-キシリレンジクロリド (XDC) 及び1,6-ジブロモヘキサン (DBH) を用い, N, N, N′, N′-テトラメチルヘキサンジアミンを添加することによりアイオネンの鎖長を変えた. 電子顕微鏡観察からは, ジアミンを加えない鎖長の短い試料ではソフトセグメントの, 鎖長の増加した試料ではアイオネンに起因する球晶が観察され, 引張強さ37.7-63.4MPa, 100%モジュラス3.6-15.7MPa, 伸び460-710%の高強度, 高モジュラスのエラストマーが得られることが明らかとなった. DBH系はXDC系よりも結晶性が高く球晶サイズの大きいものが得られるが, これは生成アイオネンの鎖長が増加するためと解釈され, X線回折などから支持された.