高分子論文集
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ポリフッ化ビニリデン/ポリメチルメタクリレートポリマーアロイの光学材料への適用
田中 章小島 雄次沢田 寿史
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47 巻 (1990) 4 号 p. 347-351

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抄録

ポリフッ化ビニリデン (PVDF) とポリメチルメタクリレート (PMMA) のポリマーアロイを光学材料に適用することを目的として, 物理的特性を各ブレンド比率について測定した. 伸度はPVDFの重量比率が70%で最大となる. 光線透過率はPVDFの重量比率が80%まではPMMAの値と同等である. 屈折率や衝撃強度は成分比率と相関性がある. 特に, 光線透過率と衝撃強度の結果とは対比的で, 透明性に関係する分子の集合状態と機械的強度に関係するそれとが相関することを示唆する. 重量比率70%のブレンド品はβ型結晶が発現するという特異性により, 光学的熱安定性に優れ, 光ファイバーのクラッド材や白黒表示液晶ディスプレイ用の補償フィルムに適用できる.

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© 社団法人 高分子学会
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