高分子論文集
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低重合度塩化ビニル共重合体の合成とブレンド効果
前原 喬山本 喜久雄三谷 勝男水谷 幸雄
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50 巻 (1993) 12 号 p. 977-982

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抄録

塩化ビニル (VCM) と種々のビニルコモノマー (エチルビニルエ-テル, イソブチルビニルエーテル, 1-オクテン・酢酸ビニル, メタクリル酸, メタクリル酸メチル, メタクリル酸2-ヒドロキシエチル) の系について, 連鎖移動剤としてt-ドデシルメルカプタンを用いて懸濁重合により低重合度塩化ビニル共重合体を合成した. 得られた共重合体と高重合度塩化ビニル重合体とブレンドし, 共重合体に用いたビニルコモノマーの種類の違いによる変色時問, 力学物性に及ぼす影響について検討した. ブレンド系の変色時間は, 共重合体に用いたビニルコモノマーの電子密度 (e値) に依存した. ブレンド系の力学物性については, 低重合度塩化ビニル共重合体の重合度およびビニルコモノマーの含有量, 種類に大きく依存し, 特に, 衝撃強度は, ビニルモノマーにメタクリル酸エステル類を用いた系で高い値が得られることが判明した.

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© 社団法人 高分子学会
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