50 巻 (1993) 3 号 p. 199-204
ナイロン46 (PA46) とポリフェニレンサルファイド (PPS) を相溶化剤を用いずに, 減圧中で溶融混練することによるアロイ化について検討した. この系をAr雰囲気の大気圧中で溶融混練した試料には粗大なPPS粒子が分散しており均一にブレンドされていないのに対し, 減圧中で溶融混練した試料は相溶化剤を用いなくても均一にブレンドされることが明らかとなった. 吸水率の測定を行った結果, 減圧中で作製したポリマーアロイは, Ar雰囲気中で作製したポリマーアロイに比べ吸水率が向上していた. FT-IRによる構造解析およびDSCによる熱分析を行ったが, 高分子間の相互作用に関する知見は得られなかった.