高分子論文集
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メタクリル酸エステル類の親水性混合溶媒中の分散重合
高橋 和彦宮森 茂雄
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50 巻 (1993) 4 号 p. 243-250

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抄録

メタクリル酸エステル類 (RMA) からミクロンサイズの粒子を作るため分散重合を検討した. メタクリル酸メチルの重合では, 分散安定剤がポリビニルピロリドン単独でもメタノール (MeOH) 中で大きさの揃った粒子を得ることができた. また, 溶媒がMeOHのみでは凝集物を生じ安定に粒子が得られない条件でも, 水を加えると安定な重合ができた. これを他のモノマーにも応用した. すなわち, ポリマーの良溶媒と貧溶媒から成る混合溶媒を重合に用いた. その結果, モノマーごとに適当な溶媒と組成範囲は違ったが, 6種のRMAで1~10μmの粒子が得られた. 粒径は, 重合で生じるポリマーの重合系に対する溶解性と同じ傾向で変化した. ここで, 次のことが観察された. 1) 粒子は3~5μmのものが比較的よく大きさの揃ったものだった. 2) ポリマーの分子量は大きい粒子のものほど低くなった. 3) 粒径の変化は溶媒の溶解性パラメーターでは説明できなかった.

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© 社団法人 高分子学会
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