疎水性ポリマー収着水の赤外基準振動計算をポリマー構造をあらわに取り入れない第1次近似のGF行列法を用いて行い以下の結論を得た. (1) 一連の疎水性ポリマー収着水の3本の基本振動バンドνa (OH), νs (OH), δ (∠HOH) の軽水と重水の実測振動数は水分子のみの4つのカの定数: Kr (OH), Hφ (∠HOH), H…H原子間反発に関するFrrとFrφを気体水の値から系統的に変化させることによって精度よく再現できることを明らかにした. (2) その結果, 収着水の赤外基本振動バンドνaとνsの二次元マップにおいて, 疎水性ポリマーと親水性ポリマーとが2本のマスター直線に分かれる理由を力の定数の視点から説明できることを見いだした.