本研究においては, 連続気泡ポリエチレンフォームについて, 粘弾性測定器により圧縮モードにおける動的圧縮弾性率の周波数, 温度特性を測定し, 動的圧縮弾性率の有効性について検討した. その結果, 動的圧縮弾性率は他の力学的性質と同様に, フォームの圧縮特性を評価できることがわかった. また. 80℃を基準温度として, 動的圧縮弾性率のマスター曲線を求めたところ, 全体に1本の滑らかな曲線が得られ, 102~1010Hzという広い周波数範囲にわたる動的圧縮弾性率の推定が可能であることがわかった. さらに, 基準温度80℃における周波数-温度移動因子と移動温度との関係から, 活性化エネルギΔHが一定のアレニウス式の複数の直線で表され, アレニウス式の接続点の温度のひとつは, 温度特性が変わる点に一致することがわかった. また, フォームの断面写真からスケルトンが厚いと判断されるNo. 4は吸音率の周波数特性において, 他のフォームと違う特性をもつことがわかった.