高分子論文集
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分子シミュレーションによるポリイソプレンへの炭化水素ガス溶解度の評価
福田 光完菊地 洋昭
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58 巻 (2001) 3 号 p. 117-122

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抄録

熱力学積分 (Thermodynamic integration: TI) 法と呼ばれる分子シミュレーションを用いて, シス1, 4-ポリイソプレンへの4種の炭化水素ガス (メタン, エタン, プロパン, ブタン) の自由エネルギー関連パラメーター (過剰化学ポテンシャル, 溶解度, 溶解度係数) を評価した. 系がゴム状態である100℃と0℃において溶解度はブタン>プロパン>エタン>メタンの順に大きく, またこれらのガスの溶解度は温度の低下とともにやや増加した. これらの結果は, 従来報告されている実験結果と比較すると, 定性的な傾向はすべて一致し, 溶解度係数の絶対値においてもほぼ満足される値であった. TI法による高分子膜材料への低分子ガス溶解度の評価について, 実用的な見地からその有用性を検討した.

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© 社団法人 高分子学会
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