交通学研究
Online ISSN : 2434-6179
Print ISSN : 0387-3137
鉄道貨物輸送に関するダイヤ配分の一考察
小澤 茂樹
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2011 年 54 巻 p. 205-214

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抄録

国鉄の分割民営化に伴い、鉄道貨物輸送のダイヤ配分は線路を保有・管理するJR旅客会社と線路を使用するJR貨物との間で決定されるようになった。この状況においては、貨物列車の需要が旅客列車のそれよりも高い場合でも旅客列車の運行が優先され、社会的余剰(社会全体の消費者余剰)が最大にならない可能性がある。本稿では、現行のダイヤ配分システムの下では、線路の効率的な利用が実現されず、死荷重が発生することを理論的に示すと共に、実例を用いて死荷重の大きさを計測した。

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© 2011 日本交通学会
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