交通学研究
Online ISSN : 2434-6179
Print ISSN : 0387-3137
2つのODデータを用いた相対的観光誘引力推定に関する一考察
古屋 秀樹
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2014 年 57 巻 p. 145-152

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抄録

本研究は、北海道、沖縄、離島を除く全国176ゾーンを対象として、相対的観光誘引力の推定を行った。推定にあたって全国幹線旅客純流動調査(2010年)ならびに宿泊旅行統計調査(2010年)の2つのデータを用いることにより、ゾーン区分やデータ欠損などを相互に補完することが可能と考えられる。2つのデータを統合するためにログサム変数を用いるとともに、データの精度を重みとして最小化問題の定式化を行った。推定の結果、OD表の現況再現を比較的良好に行うことができ、ログサム変数による都府県別・四半期別相対的誘引力が推定され、東京都、大阪府の誘引力が高いことに加え、宿泊者数と必ずしも誘引力が比例しないことを定量的に確認できた。

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© 2014 日本交通学会
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