抄録
本研究は、自動運転の社会的受容性として、主に安全面に着目し、人々が自動運転車両に求める安全性についてWebアンケート調査データをもとに分析および評価した。より具体的には、本研究では複数のシチュエーションを設定し、それらの分析の結果、人々は、自分自身よりも自分以外の大切な人が乗車する場合により高い安全性を求めること、人が運転する場合より自動運転車両に対して高い安全性を求めることなどが明らかとなった。また、本研究では、「事故0」の自動運転車両の安全性を実現することに対する支払意思額を推定した。