関東東山病害虫研究会報
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虫害の部
チャを加害するマダラカサハラハムシ(マダラアラゲサルハムシ)Demotina fasciculata Baly成虫の越冬生態
吉崎 真紀小澤 朗人
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2009 年 2009 巻 56 号 p. 119-121

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抄録

マダラカサハラハムシ成虫を入れた飼育箱を茶園に設置して越冬実験を行った結果,主に飼育容器の底に設置した土等で越冬した。飼育箱内の成虫の生存率は12月から2月にかけて低下し,翌年4月下旬における生存率は5.3~18.6%であった。春まで生存した個体はチャ芽を加害した。1月中旬から2月末の気温が低いほど3月以降の生存率は低く,越冬成虫の生存率には冬期の気温が影響していると考えられた。

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© 2009 関東東山病害虫研究会
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