関東東山病害虫研究会報
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栃木県でのTomato chlorosis virus (ToCV) の発生状況と感受性のトマト品種間差異
福田 充森島 正二和氣 貴光廣田 知記夏秋 知英
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2010 年 2010 巻 57 号 p. 27-29

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抄録

栃木県内の越冬・冬春トマト,夏秋・抑制トマトにおけるトマトクロロシスウイルス (Tomato chlorosis virus, ToCV) の発生状況は,発生圃場率でそれぞれ35.4%,46.7%で,県内の主要なトマト産地でToCVが広く発生していた。本ウイルスをトマト各品種に接種したところ,供試した20品種すべてで感染が認められた。なお,穂木品種の麗夏,TY12,台木品種のサポートは本ウイルスに対する感受性が低い傾向が認められた。

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© 2010 関東東山病害虫研究会
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