2014 年 2014 巻 61 号 p. 37-39
トマト青枯病対策として期待されるナス台木トマトについて,穂木にトマト黄化葉巻ウイルス (TYLCV) が感染した場合の影響を調べた。ポット試験において,感受性穂木あるいは耐病性穂木を接いだナス台木にTYLCVが感染した場合,いずれも接ぎ木の接合部や根にTYLCVによる症状は見られなかった。また,露地圃場試験において3か月間栽培した場合においても,台木部分に変化は見られず,ナス台木トマトの穂木にTYLCVが感染しても, 台木部分に影響はないと考えられた。