1991 年 1991 巻 38 号 p. 121-122
1989年に茨城県牛久市のデルフィニウム (Delphin-ium) が下葉から黄化して茎葉がしおれ, 地際から倒伏してついには株が枯死してしまう病害が発生した。
常法により菌を分離したところ Rhizoctonia solani が高率に分離された。土壌フスマ培養した菌を用いて接種試験を行なった結果, 現地と同様な立枯れ症状が再現された。本菌によるデルフィニウムの病害は未記載なので, デルフィニウム立枯病 (Stem rot) と提唱したい。