関東東山病害虫研究会年報
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プルーンの灰星病の幼果期での発生生態
飯島 章彦小川 秀和湯本 純岡沢 正英
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1992 年 1992 巻 39 号 p. 149-151

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抄録

プルーンの幼果期に発生する灰星病の発生生態を明らかにするため, 発病経過について調査を行った。その結果, 灰星病菌の越冬は果梗, 果台で行われ, 第1次発病として花腐れが発生し, これから幼果に伝染して果実腐敗や黒点型病斑を生じた。黒点型病斑は多数融合してさびを生じ, 品質の低下を招いた。灰星病菌の休止感染形態である黒点型病斑やさびから腐敗型の病斑へ進行することはなかった。

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© 関東東山病害虫研究会
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