1994 年 1994 巻 41 号 p. 171-173
ラナンキュラス Ranunculus asiaticus L. に発生するラナンキュラスモットルウイルス (RMOV) について血清学的診断法, すなわちDAS-ELISA, 間接ELISA, DIBA, ウエスタンブロッティングによる検出を試みた。その結果, DAS-ELISAでは非特異反応が認められたが, 間接ELISAでは純化ウイルス10ng/ml, 病葉粗汁液の105~106希釈まで, DIBAで純化ウイルス10~100ng, 病葉粗汁液の5×103希釈まで, またウエスタンブロッティング法では病葉粗汁液の5×103希釈までウイルスの検出が可能であった。