関東東山病害虫研究会年報
Online ISSN : 2185-3673
Print ISSN : 0388-8258
ISSN-L : 0388-8258
数種土壌における稲体の生育といもち病感受性の差異
江口 直樹上原 敬義山下 亨斎藤 栄成
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 1998 巻 45 号 p. 7-9

詳細
抄録

長野県の水田における主要3土壌, 細粒灰色低地土, 中粗粒灰色低地土, 腐植質多湿黒ボク土での稲体の生育およびいもち病に対する感受性を比較検討した。腐植質多湿黒ボク土では他の2土壌と比較して, 生育期間を通じ茎数が少なく葉色値が高く推移し, いもち病感受性では生育初期に低く最高分げつ期以降高かった。これらの差は各土壌における稲体の窒素吸収の影響が大きいと考えられる。

著者関連情報
© 関東東山病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top