関東東山病害虫研究会報
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カーバムナトリウム塩液剤のマルチ畦内処理および散布土壌混和処理によるハクサイ黄化病の防除効果
藤永 真史竹花 祐二関口 秀博和田 健夫荒井 好郎
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1999 年 1999 巻 46 号 p. 23-26

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抄録

ハクサイ黄化病の防除薬剤として, カーバムナトリウム塩液剤のマルチ畦内処理および散布土壌混和処理について検討した。原液を2倍希釈し, 10aあたりの処理量が80l~120lの散布土壌混和処理で防除効果が認められた。一方, マルチ畦内処理では高い効果は認められなかった。カーバムナトリウム塩液剤の散布土壌混和処理はハクサイに対して薬害も無く, 作業時の刺激臭が少ないなど, ハクサイ黄化病の防除法として実用性は高いと判断される。

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