関東東山病害虫研究会報
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カンムリヒメコバチ Hemiptarsenus varicornis に対する薬剤の影響
(2) IGR剤の影響
片山 晴喜小澤 朗人
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2003 年 2003 巻 50 号 p. 171-174

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抄録

ベンゾイルフェニルウレア系化合物3剤を含む, IGR6剤について, カンムリヒメコバチの幼虫発育および次世代増殖に対する影響を実験室内で検討した。その結果, 幼虫発育に対する薬剤の影響は明らかではなかったが, フルフェノクスロンでは次世代増殖に対する著しい抑制作用が確認された。フルフェノクスロンの増殖抑制作用は散布3週間後には回復する傾向を見せたが, 7週間後にも影響が認められた。

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