2004 年 2004 巻 51 号 p. 49-53
カボチャ立枯病に対する耕種的防除法を検討した。本病発生圃場においてトウモロコシ (スイートコーン) またはダイズ (エダマメ) を輪作作物として1~2年栽培した跡地では, 高い発病軽減効果が認められた。また, 慣行で行われているカボチャ畦間の敷きわらの代替資材としてマメ科牧草の一種, ヘアリーベッチを利用 (ライブマルチ) すると, 栽培2年目には立枯病の発病が軽減された。輪作およびヘアリーベッチのライブマルチを併用することでカボチャ立枯病を耕種的に防除することが可能である。