2008 年 2008 巻 55 号 p. 31-33
2005年6月下旬に, 茨城県のメロン栽培ハウスにおいて, メロン果実汚斑細菌病の発生を確認した。本病に対するメロン品種等の抵抗性を明らかにし, 耕種的防除や育種素材としての利用の可能性について検討するため, メロン, マクワウリおよびシロウリ品種55種を用いて, 感受性の差異を調査した。その結果, 接種5日後における子葉および本葉の発病度は品種によりやや異なり, 感受性に差が認められたが, 今回供試した品種の中には, 抵抗性を有する品種は認められなかった。