奈良教育大学
2016 年 83 巻 4 号 p. 423-435
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グローバル化が進行する中で、国際バカロレア(IB)が注目されている。本稿では、先進的にIBを導入した学校における学校管理職や生徒らに対する聞き取り調査から、IBによって〈新しい能力〉の育成や、教育の国際通用性が促進される可能性を指摘した。一方、IBは、他の生徒との二極化をすすめ、日本の大学を海外の大学との競争に巻き込むおそれがあることや、親の教育意識や経済力がIBや海外進学へのアクセスに影響することを論じた。
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