帝京大学
2019 年 86 巻 1 号 p. 1-12
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人々が会話をするとき、発話の産出や理解をめぐって様々なトラブルが生じうる。そしてそのトラブルは組織立った一連の手続きにより対処される。この手続きを「修復」と呼ぶ。授業もその大部分を発話の交換が占める以上、同種のトラブルに対処する修復組織を内蔵している。しかしその在り方は日常会話などとは大きく異なっている。本稿では小学校の一斉授業会話を対象とし、先行研究で断片的に示されてきた視点を総合しながら、その修復組織の体系的記述を目指す。
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