大阪大学
2019 年 86 巻 2 号 p. 237-248
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災害を主題とする教育には、災害の記憶の継承をその中核ないしは起点に据えるものが多い。災害の記憶を継承するには、被災者に固有の被災体験の記憶を未災者に理解可能な形にして伝達するというトランスレーションが必要となる。本論では、被災者と未災者との間で実践される災害の記憶のトランスレーションの構造的特徴を明らかにするとともに、このトランスレーションの実践が有する教育学的な意味について考察する。
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