北海道大学
2019 年 86 巻 4 号 p. 497-508
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿は、アメリカ統治下の沖縄に対し文部省が学校教員の研修指導者として委員を派遣した沖縄派遣教育指導委員制度について、その発端となる1950年代後半から沖縄の本土復帰(1972年)までを対象時期とし、とくに制度の形成変容の節目となる制度の発足(1959年度)、第2年目の派遣(1960年度)、中断を挟んでの再開(1962年度)に注目し、日本政府、米国民政府、琉球政府の三者関係に留意しながら、その制度展開を明らかにしたものである。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら