抄録
本研究は,教員のソーシャル・エモーショナル・コンピテンスの向上を目的に研修を作成し,その効果を検討したものである。ソーシャル・エモーショナル・ラーニングで掲げられる5つのコンピテンスをターゲットスキルとする研修を実施した結果,「自己への気づき」において,研修前に自身のコンピテンスを高く評価した教員は実践後に評価が低下し,反対に実践前に中程度または低く評価した教員は実践後に評価が向上した。ただし,それ以外のコンピテンスについては統計的に明らかな向上がみられなかったことから研修内容や研修方法についてさらなる研究を重ねる必要がある。