杏林大学医学部麻酔科学教室
1991 年 22 巻 4 号 p. 585-587
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肥満者,ことに病的肥満者は術前より様々な合併症を有する揚合が多いのに加え,術中低酸素血症に陥りやすく,麻酔管理上のリスクが高い。今回,標準体重の250%を超える病的肥満者2例の麻酔を経験した。1例は17歳,男性,身長178cm,体重178kg,右臀部腫瘍切除術を左側臥位で全身麻酔下に,他の1例は30歳,男性,身長180cm,体重195kg,毛巣嚢摘出術を腹臥位で腰椎麻酔下に施行した。以上の麻酔経過と管理上の問題点につき,文献的考察を加え,報告した。
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