東京医科歯科大学教養部研究紀要
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Print ISSN : 0386-3492
コロナ禍での化学実験の実施とその効果
勝又 敏行奈良 雅之
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2021 年 2021 巻 51 号 p. 71-80

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抄録

新型コロナウイルスによる感染症の影響で、2020年度入学の学生は入学式もなく自宅待機を余儀なくされた。5月の連休明けにようやく始まった授業は国府台キャンパスでの対面授業ではなく、自宅にてオンライン授業であった。オンラインでは 実施が難しいと思われた実験科目を急きょ後期に移行して応急対策を施したが、秋から冬にかけて感染症拡大が懸念される状況で、比較的感染症が抑えられると思われる夏休み期間に対面式で学生実験を実施することになった。実際は第2波のピーク付近に相当する8月4日~ 7日、8月11日、8月12日の6日間に化学実験、生物学実験、物理実験の3つの実験が実施された。限られた時間の中で、化学実験の工夫した点、学生がどのように受け止めたかについて報告する。

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