九州病害虫研究会報
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蚕の野外昆虫ウイルスに対する感受性
荒武 義信栢村 鶴雄上野 博
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14 巻 (1968) p. 37-39

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抄録

蚕の野外昆虫ウイルスに対する感染性を調査した。
1.核多角体病ウイルスとして,クワノキンケムシ,チャドクガ,イガ,コスズメガ,ヨトウガおよびアメリカシロヒトリの多角体を蚕に経口接種すると,蚕の発育が不斉になる場合があった。しかし蚕に対する感染性はみとめられなかった。ただしクワノキンケムシのNウイルス接種蚕を多頭飼育すると発病がみられた。
2.細胞質多角体病ウイルスとして,マイマイガおよびマッカレハの多角体を蚕に経口接種した。マツカレハのCウイルスは,既知のように感染性を蚕に示したが,マイマイガのCウイルスも蚕に病原性を示す可能性がみとめられた。また接種蚕を多頭飼育すると発病率が高くなった。マツカレハのCウイルス接種蚕は飼育温度によって感染性が異なり高温飼育すると発病率は低下した。

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