九州病害虫研究会報
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土壤線虫分離法についての試案(1)
池永 和夫樋口 泰三
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14 巻 (1968) p. 74-76

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抄録

1)遠心浮遊法による線虫汚染土壤からの分離の場合は,1回目の分離で分離虫数合計の約70%以上が分離できる。土壤は分離前に篩別した方がよい。
2)ベルマン法によるミナミネグサレセンチュウの分離温度は夏季20℃~30℃,冬季10℃~25℃の温度がよく,土壤は分離前に篩別しない方がよい。
3)ミナミネグサレセンチュウの分離は遠心浮遊法が分離効率よく,ベルマン法の約2~4倍である。
4)キタネグサレセンチュウは分離温度10℃の場合,ベルマン法が遠心浮遊法にまさる。しかしながら,分離温度15℃~30℃の場合,ベルマン法は遠心浮遊法に比し,分離数ははるかに少なかった。
5)ネコブセンチュウ,ラセンセンチュウ,ピンセンチュウの分離は遠心浮遊法がベルマン法に比し,卓越した分離効率を示した。

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