九州病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-0035
Print ISSN : 0385-6410
ISSN-L : 0385-6410
ビワ灰斑病に関する研究 (第2報) 菌の生態と防除について
禧久 保河野 通昭
著者情報
ジャーナル フリー

1977 年 23 巻 p. 73-75

詳細
抄録

ア.ビワ灰斑病菌の菌糸の生育適温は25~30℃の範囲にあり,胞子の発芽率は15℃以上になるとよくなり,発芽管の伸びは20℃で最もよかった。
イ.前年生秋葉における春先の発病状況調査の結果,4月中旬から下旬にかけての発病が多いことがわかった。
ウ.防除試験の結果,トップジンM水和剤,ベンレーネ水和剤等の4月下旬,5月中旬の2回散布で高い防除効果が認められた。

著者関連情報
© 九州病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top