26 巻 (1980) p. 149-152
1. カルタップ水溶剤による種いも浸漬消毒と水田土壌での栽培を組み合わせることにより,ミナミネグサレセンチュウを極めて低密度に抑圧する効果が認められた。
2. サトイモの生育,収量は種いも消毒の有無による差よりも,水田土壌区と畑土壌区の間で差が大きく,水田土壌区の方が畑土壌区よりすぐれていた。また,減収の度合は親いも<子いも<孫いもの順に大きく,生育時期が進んでから形成される器官ほどミナミネグサレセンチュウの影響を強く受けるものと考えられた。
3. ミナミネグサレセンチュウはサトイモの根に多く寄生しているので,種いもは白色の根の多い株から採取し,この根はなるべく早く除去する必要がある。