主催: 社団法人 日本理学療法士協会 九州ブロック会, 社団法人 日本作業療法士協会 九州各県士会
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神経難病は、徐々に進行する運動機能障害によって日常生活動作が制限される特徴をもっている。対症療法に終始する疾患がほとんどの中で、病気の進行を少しでも遅らせ、残存機能を有効活用することで日常生活を充実させる事は生活の質の面からも重要である。病院や施設よりも住み慣れた家庭で生活したいと考えるのは、難病患者にとっても例外ではない。しかし、通常の在宅ケアとは違った内容が多く家庭での対応が困難なことは少なくない。 難病患者を在宅で支援することを最大の目的とし、難病患者リハビリテーションを立ち上げて約3年になる。今回は当クリニックで行っている難病リハビリの紹介と、その効果及び今後の課題などについて報告する。