日本物流学会誌
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物流業際EDIの実践
藤木 忠三
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1996 年 1996 巻 5 号 p. 62-67

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抄録

EDI (Electronic Data Interchange : 電子データ交換) は産業界の業務効率化あるいは事業戦略のツールとして国際的に評価され、ビジネスにおける商流・物流・金流の各情報は勿論のこと、 構造化文書や図面なども対象にデータ交換に広く利用されている。
EDIの基本は標準準拠による企業間情報交換であり、平成7年度に物流EDI研究会 (現在は物流EDI推進機構) など3団体が、それぞれで検討していた物流EDI標準の成果を集大成し「物流業際EDI標準ビジネスプロトコル」を制定し、新標準に基づくトライアルを行って実用性を確認した。これにより、我が国における荷送人と輸送業者間の物流業際EDI標準が確立された。
EDIを事業に活かしていくためには、EDIの本質を正しく理解した上で利用することが重要であるので、トライアルの結果も含めEDIについて概説する。

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