1999 年 1999 巻 7 号 p. 6-7
企業という枠を越えて、国が主導する物流改革のビジョンあるいは道路計画の策定などは、そのプロセスを見れば、まさにシステム設計そのものである。そしてこれらは、公の立場ではあっても企業のロジスティクス活動を支援し、最終的には人々の生活を助けようという目的をもっている。日頃、われわれが主として論じている対象をビジネスロジスティクスというなら、このような公的機関主導のシステムをソーシャルロジスティクスということができる。
本論はソーシャルロジスティクスについての計画とについて論ずる。