2008 年 2008 巻 16 号 p. 225-232
親会社が大手小売チェーン業者を顧客としている物流子会社は、その顧客から、絶えず他量販店との差別化を図るための新たな納品サービスへの対応を求められている。こうした要請内容をその特徴、変化内容、対応課題等から分析する。加えて、このニーズに対する親会社での受け止め方と物流子会社との関連を追い、さらに子会社における対応策を他社との連携を視点において検討する。このような実態分析を踏まえて、今後の物流市場高度化のための視点を、全社的な取り組み方において課題分析・提案を行なう。