日本物流学会誌
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北東アジア時代における釜山港新港の後背物流団地活性化方策
朴 映泰禹 貞旭
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2008 年 2008 巻 16 号 p. 233-240

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抄録

釜山港はコンテナ取り扱い実績からみて、現在、世界5位の地位にあるが、上海、深別のような大型港湾だけでなく、天津、青島、大連などの北中国港湾においても深水港と巨大なバースが整備され、中国大陸に直接大型コンテナ船が寄航できるようになったことで、釜山港は上海港にその役割を奪われているとともに、北中国港湾向け積替え貨物が減少するなど、釜山港の利用率低下が顕在化している。本稿では、北東アジア港湾を取り巻く物流環境変化のなか、釜山港と競争関係にある北中国港湾の港湾開発計画と整備状況を中心に、釜山港開発への示唆点を導出し、今後、釜山港の持続的な成長のための釜山新港の後背物流団地の活性化方策について検討した。

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