日本物流学会誌
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物流の「実務家コミュニティ」の意義と組織化に関する研究
下村 博史
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2008 年 2008 巻 16 号 p. 43-50

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抄録

本稿では、共通の価値観と専門性を持った実務家達をグループ化し、物流の問題解決にあたるために組織化した集団のことを「実務家コミュニティ」と定義する。「実務家コミュニティ」の意義は、第一に、解決すべき問題に対して組織を超えた視点から検討できる、ということである。「実務家コミュニティ」の第二の意義は、実務家達が持つ情報を相互作用させて、より創造的で実務的な解決策を導き出せる、ということである。「実務家コミュニティ」は、集団の中に平等性や自律性が維持された時に、より有効に機能すると考えられる。

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