マーケティングジャーナル
Online ISSN : 2188-1669
Print ISSN : 0389-7265
テーマ書評
消費者の混乱に対するアプローチ
永井 竜之介
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2015 年 34 巻 4 号 p. 185-195

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抄録

本稿では,消費者の混乱に関する概念を包括的に整理し,研究と実務における乖離を指摘したうえで,複雑化する消費者の混乱状態へアプローチするための研究課題を導出している。混乱研究を「情報の量による混乱」と「情報の性質による混乱」に分類して整理し,研究課題として(1)混乱の前提条件化,(2)メカニズム解明,(3)混乱の細分化と組み合わせ,(4)曖昧性による混乱への焦点,の4点を提示している。

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© 2015 The Author(s).
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