2021 年 38 巻 p. 26-31
MX-30では,『MAZDA PROACTIVE SAFETY』の3つの考え方(①認知・判断・操作しやすくする。②ミスに気付かせ,正常な状態に戻りやすくする。③それでもミスした時は,車がオーバーライドする。)に基づき,操作性と安全性を高次元で両立させることを目指して新しいシフトシステムの開発に取り組んだ。実現手段としてシフトを電子制御化(バイワイヤ化)し,その特長を最大限活用した安全制御を構築することで,操作性と安全性の高次元での両立を図りつつ,『際立つデザイン/意のままの走り』に貢献するエレキシフトシステムを開発した。本稿では,それらの技術紹介を行う。