2021 年 38 巻 p. 73-78
マツダは2030年を見据えた技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づいてWell-to-Wheel視点でのCO2排出量削減に取り組んでおり,生産工程においても再生可能エネルギーの利用や工程革新によるエネルギー・資源・廃棄物の削減を進めている。
今回,MX-30にマツダ初となる3トーンカラーを採用した。一般的なマルチトーン塗装は塗装工程を数回周回させることで異なる色を塗り分けていくが,ボディーを塗装工程に通した回数だけエネルギーを消費するため環境負荷は大きくなる。本稿では,MX-30に新たに採用した環境にやさしいマツダ独自の3トーン塗装の内容について紹介する。