マツダは技術開発の長期ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づき,クルマのもつ魅力である「走る歓び」を通じて,地球・社会・人それぞれの課題解決を目指す新しいチャレンジに取り組んでいる。更に,2050年のカーボンニュートラルに挑戦することを表明した。このビジョンの実現に向けて,SKYACTIV-G新型1.5Lエンジンは,特に燃費性能を重視し,走行性能を犠牲にすることなく,内燃機関の効率を徹底的に追求し,「走る歓び」と「優れた環境性能」を更に進化させた。本稿ではこのエンジンの諸性能と採用技術について紹介する。