大阪大学大学院薬学研究科
2019 年 29 巻 2 号 p. 59-63
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思わぬことから3年間、米国ハーバード大学の岸研究室で博士研究員として研究を行う機会を得た。強力な抗腫瘍活性を有する天然物halichondrin類の全合成による大量供給法の確立を目指して研究を行った。「複雑な構造の化合物を必要な量供給する」という現代の有機合成における課題ともいえるプロジェクトに携わり、筆者なりに学び、感じた今後の天然物合成に求められるであろう変化に関して個人的な見解を述べる。
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