東京薬科大学 薬学部 薬品化学教室
2023 年 33 巻 1 号 p. 21-27
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2は、ウイルス複製の過程でウイルス由来酵素である3CLプロテアーゼ(3CLpro)を利用する。そのため、3CLproはCOVID-19治療における重要な創薬ターゲットである。筆者らは2003年のSARS発生時から3CLproを標的としたペプチド性阻害剤の開発を行ってきており、筆者らの創製したYH-53がSARS-CoV-2にも有効であることを報告した。本稿では、YH-53の開発経緯について紹介する。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら