2009 年 40 巻 5 号 p. 367-374
1) 全国共同利用施設岐阜大学医学教育開発研究センターは全国レベルのFDである「医学教育セミナーとワークショップ」(S&W)を2000年以来全国各地で実施し,30回を数えた.
2) 延べ参加者数は3200名余であり,社会のニーズをふまえたテーマで実施した.参加者のニーズ満足度はS&W開催毎に実施したアンケート結果(11回以降)から最高5ポイント中4.33±0.13(回答者数1793名,回収率85.6%)であった.
3) 実施にあたっては,全国の医学部との共催形式を積極的に取り入れ,また日本各地から企画者,講師を招聘した.S&Wの成果は「医学教育の流れ」(季刊)として発表した.